介護Q-JiNを含めた全国の求人情報:1,580件から人事担当者の方が記載された『求める人物像統計データ』をグラフ化したものです。(右図) 求める人物像として、人事の大半の方が興味をもっておられる人物イメージは、「明朗活発」(※明るい等の意見も反映)が141件と、社内外を問わず、コミュニケーションを取るためには欠かせない「能力」に注目が集っていることを示し、次に「責任感・最後までやり通す」「向上心旺盛」の順となっています。 この資料より、「どんな人物が企業に求められているのか」ということを大まかに把握していただく他に、ここではもう一つ考えていただきたいことがあります。それは、ここに挙げられている「求められている人物像」をいかに「あなたのPR」として文章化(表現)するのか、ということです。 履歴書を記入する際の自己PR欄には、『企業が求める人物像』をきっちりと分析した上で、ご自身が企業の求める人物であることを「PR」として文章に落とすことができれば、人事の方はあなたに求める人物像を重ね合わせることができますので、より書類選考をパスする可能性が高くなります。 あなたは求人情報データから企業が求めている人物像を見極めた後、(求められている人物像=あなたを)いかに表現するかということになるのですが、実際に介護Q-JiNにご掲載いただいている企業が「求める人物像」に挙げた結果において件数が多かった5件を取り上げてみると、
となります。上位5件に限らず、「求める人物像」であることをあなたがPRするために、「私は、明朗活発です」「私は、向上心旺盛です」とストレートに表現しても人事担当者の方にはあなたの言葉は全く届かない項目ばかりであることが分かります。 人事担当者の方が、様々な「求める人物像」を持っておられるわけですが、ここでは、『人事担当者の求める人物であることを如何に表現(PR)するか』ということについて考えていただきたいのです。ご自身をどう表現するか、と考えるその前に、もしあなたが他人を評価する際に、例えば『どんな瞬間に明朗活発であると感じるか』ということを考えてみることもよいでしょう。 これまでにあなたが、第三者に「明朗活発」「責任感がある」等と言われた(判断された)瞬間の『出来事』『経験』『体験』など具体的に文章化し(間接的表現)することで、人事担当者の方にイメージを伝える可能性が高くなると思いませんか。 当たり前のことですが、あなたが働きたいと感じた求人情報から「求められている人物像」を読み取り、的確にあなたのPRに「求められている人物像」=あなたを表現することを意識することが重要であることを再認識していただきたいのです。ここにあなたの表現能力などが発揮されることになるのです。 また、求められている人物像が、『同僚に対して』、『社外に対して』、『上司に対して』、『部下に対して』、『社会に対して』、『ご自身に対して』いずれの世界との接点において重要と考えているのか、と見てみることも大切です。ここを見極めるためには、企業がどのような環境を重視しているのか、ということをきっちりと見極めておくことも大切になります。 履歴書には、あなたの様々な能力をPRできることを再確認され、じっくりと履歴書の作成に時間をかけていただく事をおすすめ致します。 |